地域防災レポート①いずみ会、向台住宅会の場合

2022年9月8日木曜日

地域の紹介

 9月4日、「黄色いハンカチ」を使った自治会の防災訓練(安否確認)に、この地域を担当されている民生委員の三國さんに同行させていただきました。その時の様子を簡単にレポートさせていただきます。


 一カ所目はいずみ会さん(南町三丁目アパート)です。3年前に当時の自治会長さんの発案で、ハンカチではなく「(市の)黄色いごみ袋」を活用したところが参加を促進したポイントでしょうか。朝9時前にはベランダに掲げてもらい、役員さんたちがそれをチェックして回ります。
 
 北側の棟と南側の棟の「間の道に面したベランダ」に掲げてもらい、確認する人の負担を極力減らしている点もアイデアですね。最後に班長さんたちが集会室に集まり、集計と確認を行っていました。

 
 続きまして、向台住宅会さんです。
 いずみ会さんの「黄色いごみ袋」のアイデアを拝借し、昨年から安否確認の訓練をはじめているそうです。
 こちらは10時から、班長さんたちが玄関先に掲げてある「ハンカチ」をチェック。
 加えて、前年に配布されている消火器の圧力のチェックも行っていました。



 向台住宅会「防災部」の村山さんからは、「防災活動を通じて、地域のつながりを強めたい」というお話を伺いました。ご一緒した15件、班長さんが消火器のチェックをしながら、民生委員の三國さんや村山さんが一軒一軒に声をかけ、最近の体調や家族の様子などををうかがいながら回ると1時間はかかります。

 高齢のご夫婦や子育て世代だったり、「話しかけるきっかけ」があれば、つながりができる。顔の見える関係があれば、お互いの助けあい意識も強まる。 ご一緒している間にも、「わたし、○○なら手伝えるわよ」といった声を2回ほど聞きました。地域の主体性やエネルギーを感じた訪問でした。

向台住宅会「防災部」の三國さん(民生委員、左)と村山さん(右)