「保険で直せる」という住宅の修理に関するトラブルが急増中です!

2021年5月13日木曜日

活動紹介

 突然訪問してきた業者に、「助成金が出ます」「火災保険を使って修理が出来ます」と言われ、工事の契約を迫られたことはありませんか?

 


 最近、消費者センターに寄せられる相談の中に、保険金を使って住宅の修理ができると勧誘され、高額な修理代金を請求されたといった相談が増えています。

 ・台風で屋根が壊れて困っていたところに業者が訪ねてきて、「火災保険を使って修理ができる」と言われ、工事をお願いしたところ、高額な見積もりを出してきた。保険会社に申請をすると、全額は支払われないと言われた。

 ・訪問してきた業者に、「雨どいが壊れているが、台風で壊れたということにして、保険金を請求できる」と言われ、工事を勧められた。  


 5月12日付けの読売新聞で注意喚起をしていますが、他にも見積もりだけお願いしたはずなのに高額な違約金を請求されたり、保険申請を代理するとして手数料を求められたり、ずさんな工事をされたり、工事の契約をしたが保険金がおりなかった、といった相談が寄せられているようです。

 中には、「屋根が壊れていないか点検をさせてください」と言って屋根に登り、屋根瓦をはがして「壊れているからすぐに修理が必要」とだましてくる業者もあると聞きます。

 新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えたために、突然訪問してくる業者の勧誘を受けてしまうことが増えているようで、地域包括支援センターでも時々相談を受けることがあります。


 台風や地震などの自然災害の後や、新型コロナウイルスの流行など、困りごとに付け込んだ詐欺や悪質商法は必ず増えてきます。不安を煽り、すぐに契約を迫ったりしてきますので、その場では返事をせずに、身近な方に相談をして下さい。不安なときは、消費者センターや地域包括支援センターにご一報下さい。