お仕事しながら身近な介護の実際。ヨソのお宅の介護事情。

2021年8月12日木曜日

  東京都在住、4050歳代の福祉業界勤務者に介護事情を聞き取りしてみました。

 難しい介護のウンチクより、身近な体験談です。これから介護が始まるかもしれない方にも、どうぞ。


🙂日常生活について

①食事

冷凍の配食弁当(おかずのみ)を利用しています。昼食時または夜の帰宅が遅くなる時は、本人がチンして温めています。

②排泄

トイレに間に合わなかったりウォシュレットの当てかたが悪いので、トイレ掃除が頻回でした。トイレマットの代わりにペットシートや使い捨てできるマットを使用してから、少し楽になりました。

③入浴

浴槽に滑り止めマットを敷き、折り畳みのシャワーチェアーを使用すれば、ひとりで入浴できています。入浴後に褥瘡ができていないか、チェックしています。

④定期処方薬

要介護1の親と同居しています。定期受診会計後、その場から薬局にスマホでデータを送信しています。14種類の内服薬の一包化には2時間弱の時間がかかるため、本人と病院から帰宅した後、買い物ついでに薬を受け取っています。薬局で待たずに受け取れるので、助かります。

  なお、便秘薬だけは調整できるように、一包化から外しています。

⑤住環境

玄関先に段差があるので、介護保険の住宅改修で手すりをつけました。外出時の不安がひとつ減りました。

🙂遠距離介護

地方に両親がいます。食事作りの負担が軽減できるように、温めるだけのお惣菜を定期的に送っています。

 地方に両親がいます。精神的に落ち込みやすい性格。地域包括支援センターとも連絡を取りながら、リモートで関わりを持っています。

🙂その他

実子のないおじとおばの支援をしています。

 

今回聞き取りをしたケースは、世代的に何らかの支援があれば自分でできることが沢山あるかたが多かったようです。

それゆえに、自尊心を傷つけず、本人のできる力を引き出す介護、奥が深いですね。