介護保険の住宅改修とリフォームの違いとは?

2021年7月29日木曜日

 年齢を重ねたり、けがや病気で身体の機能が低下してくると、自宅内のちょっとした段差も不安になります。身体状況に合わせた「環境整備=住宅改修」のポイントをお伝えします。


<普通のリフォーム>

お客様の好きな材質のものを、お好きな配置で工事することができます。自費で行う工事のため自由度が高く、インテリアなどにもこだわることができます。


<住宅改修>

介護保険または西東京市高齢者サービスを利用します。要介護認定を受けられたかた、または、自立という認定が出た方が利用できます。

決められた負担割合分の費用を支払います。お身体の状態に合わせて、現状、生活上何が問題になっているのかを、書類にまとめ、市に申請することが必要です。

申請後に許可が下りてから工事に取り掛かるため、工事完了まで約1カ月ほど時間がかかります。

  • 手すりの設置
  • 滑りにくい床材、移動しやすい材質への変更
  • 和式便器から洋式便器への取り替え
  • 開き戸から引き戸への扉の取り替え、段差解消、など


ご本人の生活パターンが基本です。

病気や骨折後に身体を動かすところに制限があるかたは、特に専門職のアドバイスを聞きながらお話を進めていくことが大切です。

また、リハビリ専門職のアドバイスを聞くことができると、怪我をしにくい身のこなしなど、個別性の高い意見を聞くこともできます。

もちろん、工事後も設置した手すりなど、活用することに慣れることも大切です。

工事のできないところには、レンタル品で代用することもあります。


気になる事がありましたら、お住いの地域包括支援センターにお問い合わせ下さい。